バレエのチュチュは必須?買う必要はある?|NOAバレエ教室

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-はじめに


バレエの衣装といえばチュチュをイメージされる方が多いのではないでしょうか?また、チュチュを着るのに憧れてバレエを始めたという方もいらっしゃるかと思います。実はチュチュにはたくさん種類があるのですが、ご存知でしたか?今回はチュチュについてご紹介します!


■ バレエのチュチュとは


チュチュとはバレエで着用されるスカート状の舞台衣装で、バレリーナの代表的な衣装の一つです。
チュチュは
ボディス(胴体部分のパーツ)
バスク(ウエストバンドのようなものでボディスとスカートを繋ぐ)
スカート(バスクから大きく広がりチュチュ全体の形を作り出す)
の3つのパーツから構成されています。


■ 練習用のチュチュボン


バスクとスカートだけで構成されたものを、チュチュボンもしくはボンと言います。
レオタードの上に着る練習用のチュチュで、舞台の本番では使用されません。練習用のチュチュボンが必要な理由は、チュチュを着て踊るのとチュチュを着ないで踊るのとでは踊っている感覚に違いがあるからです。舞台の本番ではチュチュを着て踊るので練習の時から本番に近い感覚で踊れるようにチュチュボンを着て練習します。
特に男性と組む場合などは距離感や体にかかる重心に違いがある為、チュチュボンを着て感覚を調整する必要があります。


■ チュチュの種類


チュチュは大きく分けるとロマンティックチュチュとクラシックチュチュの2種類ですが実は他にも色んな種類があるのですよ~初めて耳にするチュチュもあるかもしれません!!それぞれご紹介していきますね!


(1) ロマンティックチュチュ


ベル型のバレエチュチュです。チュールの生地で作られていて、裾丈はくるぶしのあたりまである長めのデザインです。ふわふわと柔らかい衣装で踊りの軽さを強調したい時に用いられます。使用される代表的な演目としては、「ジゼル」、「ラ・シルフィード」などがあります。


(2) クラシックチュチュ


腰から水平に広がる丈の短いチュチュです。ハリのある硬めのチュールを何枚も重ねて作られています。バレリーナの華麗なテクニックや美しい脚を際立たせるために用いられます。数多くの演目で使用されており、代表的な演目は「白鳥の湖」です。


(3) パンケーキチュチュ 


クラシックチュチュの一種。平らなパンケーキ型で、横へまっすぐに広がっていて丈の短いバレエチュチュです。ワイヤー・フープといくつものタッキングを用いて硬さを保つように作られていることが特徴です。


(4) ベルチュチュ


こちらもクラシックチュチュの一種です。ロマンティックチュチュよりも丈が短く、パンケーキチュチュよりは丈が長く作られています。バレエをモチーフにした印象派の絵を描くフランスの画家エドガー・ドガがこのベルチュチュを着たバレリーナの作品をよく描いていました。


(5) オペラチュチュ


クラシックチュチュとロマンティックチュチュのちょうど中間のようなスカート丈の衣装です。「シンデレラ」や「くるみ割り人形」のキャンディ・ボンボンの踊りなどで使われることがあります。


(6) ジョーゼット


ジョーゼット素材で作られた薄手で軽いことが特徴で、裾丈の長いチュニック型あるいはワンピース型の衣装です。透け感があり、体のラインがはっきりわかるのも特徴です。「海賊」や「ロミオとジュリエット」、「ドン・キホーテ」のキューピッド役も代表的です。


■ バレエを始めるときに買う必要はある?


チュチュは普段のレッスンでは使用しませんので、バレエを始める時にチュチュを買う必要はありません!
お教室やスタジオの先生によって異なりますが、発表会に出る場合は衣装をレンタルするのが一般的で、コンクールなどで同じ作品を何度も踊る場合はオーダーメイドすることもあります。


-終わりに


いかがでしたか?今回はチュチュについてご紹介しました!発表会などでチュチュを着ると可愛くてテンションが上がりますし、モチベーションにもなりますよね☆チュチュを見る機会がある方はどの種類のチュチュなのか是非考えてみて下さいね~