ヴァリエーション「金平糖の精」はどんな踊り?難易度は?|NOAキッズバレエスクール
-はじめに
クリスマスといえばバレエでは「くるみ割り人形」ですね!バレエを知らない方でも聞いたことがあるくらい有名な演目です。今回は「くるみ割り人形」に出てくる金平糖の精の踊りについて詳しくご紹介していきます。
■ ヴァリエーション「金平糖の精」とは
バレエ「くるみ割り人形」第2幕の最後で一番見せ場となる名シーンで踊るのが金平糖の精のヴァリエーションです。「くるみ割り人形」の金平糖の精は物語の主役ではないですが、プリマが踊るという不思議な役どころです。ロシアやイギリスなど、国やバレエ団によって振付が異なります。
■ 金平糖の精の難易度は?
振付にもよりますが難易度はそこまで高くありません。ですが、美しさも可愛さもあるお菓子の国の女王を表現するのは難しいですね。また、音楽も静かで繊細なので踊りにメリハリをつけるのが大変なヴァリエーションです。
■ 天使のような音色の可愛らしい曲
金平糖の精の音楽は、チェレスタという楽器に合わせてチャイコフスキーが作曲しています。フランス語の「セレスタ」とは「天使のような」と言う意味なのです。金のような高い音ですが、とてもふんわりした耳に心地よい音色が響きます。メロディーは細かくポロンポロンと流れリズミカルでありながら上品な可愛らしさを兼ね備えています。
■ 金平糖の精の衣装
金平糖の精は砂糖菓子の精なので衣装は、甘く可愛らしいクラシックチュチュ!白地に金色のキラキラした衣装や、ピンク色の衣装が多いです。ピンクにも、薄いピンク、サーモンピンク、濃いピンクなど色々あります。袖ありだと更に可愛さが増すので、表現したい金平糖に合わせて選びましょう。
■ 可愛らしさがポイント!金平糖の精を踊るコツ
テクニックももちろん大切ですが、金平糖というお菓子を表現するために上半身はゆったりとした優雅な動きをするのがポイントです。上半身や腕を柔らかく使い、指先まで気を抜かないようにしましょう。金平糖の精はダイナミックな動きが少ない分、上半身を大きく動かして踊らないとこじんまりとした踊りになってしまいます。逆に足は、ピケで立ったりはっきりとした動きが多いのが特徴ですが、小刻みな振り付けもあるので踊りが小さくならないようにすることが大切です。上半身で甘く柔らかい部分を表現しながらも、下半身ではっきり動かすところははっきりと動かして、メリハリをつけられるといいですね~