クリスマスの定番「くるみ割り人形」のあらすじや見どころ|NOAバレエ教室キッズ
-はじめに
今年も、街中にイルミネーションやクリスマスマーケットなどワクワクするホリデーシーズンがやって来ましたね!皆さんはクリスマス付近のご予定はお決まりですか?まだ決まっていない~、もっと楽しみを作りたい~という方にぴったりなバレエ「くるみ割り人形」についてご紹介します^-^
■ 「くるみ割り人形」はなぜクリスマスの定番なのか
舞台がクリスマスイブの夜であることがクリスマスの定番になった1つの理由です。ホリデーシーズンを舞台にした作品のため、作品全体に楽し気な雰囲気が漂っている特徴もあります。
■ くるみ割り人形のあらすじ
(1) 第1幕
クリスマスイブの夜、少女クララは、くるみ割り人形をプレゼントされました。しかし、兄フリッツと取り合いになった拍子に、その人形は壊れてしまいました。壊れた人形を気にかけたクララが夜中に起きた次の瞬間、クララの体が小さくなってしまいました。すると、ねずみの王様とくるみ割り人形の激しい戦いが繰り広げられます。クララは隙を見てスリッパを投げつけ、ねずみの王様の気をそらし、くるみ割り人形に勝利をもたらします。
その時、くるみ割り人形が王子様の姿に変身し、助けてくれたお礼にお菓子の王国へ連れて行くのでした。
(2) 第2幕
お菓子の国の女王、金平糖の精を始めとしたたくさんの住民に迎えられたクララは、様々な国をモチーフとしたお菓子の国の踊りを見て夢のような時間を過ごします。クララも踊りを披露し、歓迎してくれたみんなに感謝し別れを告げます。そしてふと気が付くとそこはお菓子の国ではなく、自分の家のソファの上でした。すべてはクリスマスイブの夜のクララの夢だったのです。
■ くるみ割り人形の登場人物
バレエ「くるみ割り人形」には、たくさんのユニークな配役のキャラクターが出てきます。ここでは主な登場人物を紹介していきます。☆クララ:少女、本作品のヒロイン
☆くるみ割り人形
☆ドロッセルマイヤー:クララの父親の友人、おもちゃ職人
☆王子:お菓子の国の王子
☆フリッツ:クララの兄
☆ねずみの王様、兵隊
☆金平糖の精:お菓子の国の女王
■ くるみ割り人形で使われる有名曲
欧米ではクリスマスの風物詩ともなっているチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲のなかでも、皆さんがクリスマスシーズンの街中で一度は耳にするような有名曲を紹介していきます。♪『花のワルツ』
♪『金平糖の精の踊り』
♪『ロシアの踊り(トレパーク)』
♪『行進曲』
♪『葦笛(あしぶえ)の踊り』
■ 親子で見に行きたい!くるみ割り人形の見どころ
ホリデーシーズンを舞台にした作品のため、幻想的な雪の国やカラフルなお菓子の国、多様なキャラクターたちの踊りなど、ポップな描写が盛り込まれていることから、子供も飽きにくい空間を作り出しています。さらに、この作品の1つの見せ場として、テンポの良い音楽に乗せてスペイン、アラビア、中国、ロシアなど国際色豊かな踊りが繰り広げられる場面があります。この華やかで見ていて楽しい場面は、バレエを初めて見る方や子供にも親しまれる理由だと言えるでしょう。また、上品で華やかな衣装や美術も見どころとなっています。
■ 2023年の公演は?
☆新国立劇場バレエ団@新国立劇場オペラパレス:2023年12月22日(金)~12月31日(日)
☆東京バレエ団@東京文化会館(上野)
:12月21日(木)~12月24日(日)
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