おうちで始めるキッズバレエ、自宅練習方法を解説!
◼︎はじめに

皆さんこんにちは!元気にお過ごしでしょうか。新学期からバレエをさせてみたいと思うお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。 今回はそんな方々必見!自宅でもできるキッズバレエをご紹介いたします。
◼︎キッズバレエの魅力について
バレエのレッスンを通じて、基本的な身体の使い方を学び、筋力や柔軟性が向上します。これにより、姿勢も良くなり、体全体のバランスが整います。また、バレエ特有の優雅な動きや表現力を学ぶことで、自己表現能力が磨かれ、自信が持てるようになります。バレエの練習は、単に技術を習得するだけではなく、集中力や忍耐力も育成します。レッスンでは、指導者の指示を理解し、他の生徒と連携を図ることで、協調性が向上します。これらのスキルは、将来の学業や社会生活においても大変役立つものです。
◼︎自宅練習するメリットとは?
(1) 上達が早くなる
スタジオでのレッスンだけでなく、自宅でも練習をすることで体の使い方を覚えやすくなり、上達が早くなります。特に基本の姿勢や柔軟性を高めるトレーニングは、コツコツ続けることで効果が出やすいです。(2) 自分のペースで練習できる
クラスでは先生の指示に従う必要がありますが、自宅なら自分の苦手な動きを重点的に練習したり、じっくり時間をかけたりできます。(3) 筋力・柔軟性の維持ができる
レッスンの間が空くと、せっかくついた筋力や柔軟性が落ちてしまうこともあります。自宅練習を続けることで、コンディションを維持しやすくなります。(4) 体の感覚を深められる
鏡や動画を使って自分の動きをチェックしながら練習することで、普段のレッスンでは気づけないクセを直し、より細かい調整ができるようになります。(5) 精神的な安定につながる
バレエの動きに集中することで、リラックスやストレス解消にもなります。特にバーレッスンやストレッチは、心を落ち着けるのに効果的です。※注意点
・無理をせず、正しいフォームを意識しよう!(間違った練習はケガにつながる)
・レッスンの内容を思い出しながら練習しよう!
・スペースや床の状態に気をつけよう!(滑りやすい床や狭い場所は危険)
・お父さんやお母さんと一緒に楽しく練習しよう!楽しいが1番!
自宅練習をうまく取り入れると、バレエのスキルアップに大いに役立ちます!
◼︎自宅で練習するための準備
(1) 安全なスペースの確保
・広さ:手足を伸ばしてもぶつからない程度のスペースを確保する・床の状態:滑りすぎず、硬すぎない床(ラグや畳は避ける)
・障害物の排除:家具やコードなど、転倒の原因になるものを片付ける
(2) 必要な道具の準備
•バーの代用:椅子や机の背もたれ、手すりなど安定したもの•鏡:姿勢や動きを確認するために姿見があると便利
•バレエシューズ:フローリングならソックスでも可だが、滑りやすい場合は注意
•ヨガマット(必要に応じて):ストレッチやフロアワーク用
(3) 練習内容の計画
•ウォームアップ:軽いストレッチやプリエで体を温める•バーレッスン:プリエ、タンデュ、デガジェなどの基礎練習
•センターワーク(スペースがあれば):アダージオ、ピルエットなど
•クールダウン:ストレッチで体をほぐす
(4) 服装の準備
•動きやすいレオタードやトップス、レギンスなど•必要ならバレエ用タイツ
(5) 音楽や動画の活用
•メトロノームやバレエ音楽を流す•YouTubeなどのレッスン動画を参考にする
特に初心者の場合、間違ったフォームで練習するとクセがついてしまうので、できるだけ先生の指導を受けながら補助的に自宅練習をするのが理想です。
◼︎自宅でできるキッズバレエ練習メニュー
(1) プリエ(Plié) (膝を曲げる動作)
目的:バレエの基本の姿勢を身につけ、脚の強さや柔軟性を高めるやり方
① まっすぐ立ち、足を「1番ポジション」(かかとをつけてつま先を開く)にする
② 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと膝を曲げる(膝はつま先と同じ方向に)
③ かかとを床につけたまま、ゆっくり伸ばす
回数:5回 × 2セット(1番ポジションと2番ポジションで)
(2) タンデュ(Tendu) (つま先を伸ばす動作)
目的:足を美しく伸ばす感覚を養い、脚の筋力を鍛えるやり方
① 1番ポジションで立ち、片手でバー(または壁や椅子)を持つ
② 片足を床につけたまま前に伸ばし、つま先までしっかり伸ばす
③ 伸ばした足をゆっくり戻す(横・後ろも同じように行う)
回数:各方向5回 × 2セット(左右の足)
(3) アームポジションの練習
目的:バレエらしい美しい腕の形や動きを覚える
やり方
① 1番ポジションで立ち、腕を「準備ポジション」にセット
② ゆっくりと1番ポジション(おへその前)→2番(横)→3番(片手を上)→5番(両手を上)と動かす
③ 音楽に合わせて優雅に練習すると楽しい!
回数:1セット(ポジションを確認しながら丁寧に)
これらを組み合わせて、楽しく練習できるようにすると良いですね!
◼︎ 自宅練習する際に気をつけた点
自宅でバレエを練習する際に気をつけるべきことを、安全面・技術面・環境面に分けてまとめました。(1) 安全面
① 転倒や怪我を防ぐための準備•練習スペースを確保し、周りに障害物(家具・コード・カーペットの端など)がないか確認する。
•床が滑りやすい場合はバレエシューズや滑り止めのある靴下を履く。
② 無理をしない
•体が十分に温まっていない状態での無理なストレッチやジャンプは避ける。
•疲れたときは休憩をとり、痛みを感じたらすぐに中止する。
(2) 技術面
① 正しい姿勢を意識する•バレエは姿勢が重要。鏡を使用し、動画を撮影してフォームを確認するとよい。
•背中をまっすぐにし、お腹を引き締めて、首を長く保つイメージを持つ。
② 基礎を丁寧に練習する
•無理に難しい技に挑戦せず、プリエやタンデュなどの基本動作を正しく行う。
•自分のレベルに合ったメニューを選び、ゆっくりとした動きで丁寧に行う。
(3) 環境面
① 練習スペースの環境を整える•滑りすぎる床は避け、硬すぎる床ではジャンプを控える(クッション性のあるマットを使うのも◎)。
•バーの代わりに、安定した椅子や壁を使うとバランスが取りやすい。
② 音楽や動画を活用する
•リズム感を養うために音楽を流すと、楽しく練習できる。
•YouTubeなどのバレエレッスン動画を参考にすると、自宅でも正しい動きを学べる。