子どもバレエで人気!バレエ作品『シンデレラ』のあらすじと魅力を紹介|NOAキッズバレエ教室
◾️はじめに
• 物語としてもおなじみの「シンデレラ」は、実はとても有名なバレエ作品のひとつです。• 子どもバレエでも発表会などでよく踊られるこの作品について、あらすじや魅力をわかりやすくご紹介します♪
◾️バレエ『シンデレラ』とは?
クラシックバレエの名作のひとつ
作曲:セルゲイ・プロコフィエフロシアの作曲家。ドラマチックで感情豊かな音楽が特徴。『ロメオとジュリエット』などでも有名。
初演:1945年(ボリショイ劇場)
第二次世界大戦の終戦間近に初演され、多くの人に希望を与えた。
バレエの三大童話作品のひとつ(くるみ割り人形、白雪姫などと並ぶ)『シンデレラ』は、クラシックバレエの名作のひとつで、夢と希望を描いたロマンティックな作品です。世界中で愛されているバレエ童話作品の代表格です。
◾️物語のあらすじ
シンデレラといじわるな継母・姉たち
家族にいじわるされているけれど、心優しいシンデレラシンデレラは、とっても心の優しい女の子。
しかし、継母とその娘たちに毎日いじわるをされお仕事ばかりされています。それでも文句を言わず、毎日明るく頑張って生きています。
舞踏会と魔法の時間
フェアリーゴッドマザーが現れて、かぼちゃの馬車でお城へある日、お城で王子様の舞踏会がひらかれることになり、町じゅうの人たちがよばれます。でもシンデレラは、いじわるな家族に行かせてもらえません。そのとき、フェアリーゴッドマザーが現れてかぼちゃを美しい馬車に、ネズミたちを馬にして、シンデレラをお城へ連れていってくれます。しかし、魔法は0時の鐘が鳴るととけてしまうのです。
ガラスの靴とハッピーエンド
王子が全国を旅してシンデレラを探す舞踏会で王子様と出会ったシンデレラは、美しく優しい心で王子の心をうばいます。でも、0時の鐘が鳴りはじめ、シンデレラはあわててお城をとび出します。そのときにガラスの靴を片方落としてしまいます。
最後は再会して、王子と幸せに暮らすお話
王子様はシンデレラを探して、町じゅうの女の子にガラスの靴を履かせて歩きます。最後にシンデレラと再会して、2人は幸せに暮らしました。
◾️バレエならでは!シンデレラの見どころ・特徴
シンデレラの優雅で繊細な踊り
子どもたちが演じるときも、気持ちを込めた動きが大切バレエでは、シンデレラの動きがとても優雅(上品)で、優しさが溢れるように表現されます。子供たちが演じるときも心をこめて、表情や手の動きに気をつけるのがポイント!
妖精やキャラクターがたくさん登場
春・夏・秋・冬の精/フェアリーゴッドマザーなどそれぞれの季節をイメージした踊りで、色とりどりの衣装も見どころです。キャラクターがたくさん出てきてみなさん出番があるので楽しいです。
ファンタジー感あふれる舞台と音楽
ガラスの靴や0時の鐘など、バレエならではのきらきらした演出がとっても素敵!プロコフィエフの音楽は、シーンごとの気持ちや魔法を素敵に表現。ガラスの靴・12時の鐘など演出の魅力
プロコフィエフ作曲のバレエ音楽とともに、魔法とロマンチックな夢が織り交ざった舞台が魅力です。<ガラスの靴の魅力>
象徴的な小道具:シンデレラの存在を象徴するアイテムで、王子様が彼女を探し出す手がかりになる重要な要素です。幻想的な演出:舞台上では、ガラスのようにきらめく靴がスポットライトを浴び、夢のような世界観を演出します。ダンサーの美しさを引き立てる:シンデレラが靴を履いて踊るシーンでは、彼女の優雅さや内面の美しさが際立ちます。
<0時の鐘の魅力>
緊迫感ある場面展開:楽しい舞踏会から一転して、0時の鐘の音とともに魔法が解け始めるシーンは、観客をハラハラさせます。音楽と照明のシンクロ:プロコフィエフの激しい音楽と照明の暗転・点滅が合わさり、幻想が崩れていくスリルが演出されます。時計の擬人化や幻想演出:バレエによっては、ダンサーが「時計」を演じ、時間との追いかけっこのような振付が加わるなど、創意工夫が凝らされています。バレエ《シンデレラ》は、クラシックバレエの中でも視覚的・音楽的にとても魅力的な作品です。魔法の世界と人間の感情が融合した舞台は、観る人の心を惹きつけます。
◾️こどもバレエで『シンデレラ』が人気の理由
ストーリーがわかりやすく、親しみやすい
絵本やアニメでもおなじみだから理解しやすい絵本やアニメで知っているから、はじめてでもわかりやすい!
役のバリエーションが豊富で発表会向き
シンデレラ、姉たち、妖精、王子など、複数の配役ができるたくさんの役があって、発表会にもぴったり!
美しい衣装や音楽で、子どもたちのやる気アップ!
ガラスの靴、キラキラのドレス、きれいな舞台に子どもたちもワクワク!
◾️よくある質問
何歳くらいから『シンデレラ』に挑戦できる?
シンデレラはクラシックバレエの中でも物語性が強く、役の数も多いため、小学生(低学年〜)からでも挑戦可能です。ただし、主役のシンデレラ役や王子役は、中級〜上級者向けで、ある程度のテクニックと表現力が求められます。初心者でも出演できる役はある?
季節の妖精たち(春・夏・秋・冬)•時計の精たち •ネズミやかぼちゃの精 •貴族の客人 •子ども役(小さい動物など)
これらはテクニックよりも表現を重視する役も多く、初心者の子でも楽しく参加できます。
役ごとの難易度や特徴は?
シンデレラ・・・上級、ポワントでの長いソロや表現力が必要。優雅さと繊細さがカギ王子・・・上級、高いジャンプやサポート技術、シンデレラとのパ・ド・ドゥ。
義姉たち(コミカル役)・・・中級、テクニカルより演技力。ユーモアを表現するのが楽しい。
妖精(春夏秋冬)・・・初~中級、キャラクター性のある踊り。音楽性も大事。
時計の精・時間の精・・・タイミング重視で、全体の雰囲気を作る役。
義母、使用人など・・・初~中級、演技力重視。初心者でも挑戦しやすい
発表会で『シンデレラ』をやるときの準備ポイントは?
1.配役に合った練習時間の確保主役級は早い段階からリハーサルが始まることが多いです。
2.物語の流れを理解する
自分の役の立ち位置を理解すると、演技や表現がしやすくなります。 3.衣装・小道具の確認
ガラスの靴や魔法の杖など、独特なアイテムが多いため事前に練習すると◎ 4.ポワントの準備(必要な役のみ)
ポワントで踊る役は、普段より多めの練習と足のケアが大切。 5.表現練習も忘れずに
「シンデレラ」は演技や表情も大切なので、鏡を見ながら表現練習をするのも効果的です。