-はじめに
バレリーナ体型と言えば、どのような体型を思い浮かべるでしょうか?きっと、小顔で細長い手足を想像する人が多いと思います。バレリーナは体型管理も仕事のうちなので、太ることはNG、痩せていることが求められます。そのため、食事に気を使うなどダイエットをしているダンサーも多いのですが、バレエをしていること自体、それを正しく行えばシェイプアップ効果があります。なので、巷にバレエダイエット関連の本が多くあります。ここでは原因と改善方法をご紹介していきます。
■ 本当は細くなるはずなのに・・・太くなる理由
バレエで足が太くなる原因、それはずばり「筋肉」です。
基本的にバレエでは内ももの筋肉を使うのですが、足の使い方が悪いと足の外側に筋肉がついてしまいます。足の筋肉は本来ならば内側につくはずですので、外側の筋肉は無駄なもの。これが足を太くする大きな原因となっているようです。
また、基礎ができていないにも関わらず、いきなり爪先を180度外向きにすることも足を太くする原因だと言われています。太くするだけでなく、足が変形してO脚になることもあります。
さらに、足の筋肉が疲れると"疲労物質"が溜まっていき、代謝が悪くなります。その結果、ふくらはぎがむくんで足が太く見えることもあるようです。疲労を溜めないようにするためにも、バレエのレッスン後はしっかりとマッサージをしましょう。
■ 太くなってしまった足を細くする方法
(1) 上半身を意識する
気を付けるべき点はズバリ、「引き上げ」です。
バレエレッスンで、先生から「上半身を引き上げて」という注意は多くの人がされたことがあるかと思いますが、これは身に付けるのは想像以上に難しく、重要ポイントです。
バレエでは、つま先で体を支える回転やポーズが沢山あります。上半身を引き上げずに、だらーっとしたまま、普通に背伸びでしばらく立ってみてください。ふくらはぎや太ももに負担がかかっているのを感じませんか?
足を高く振り上げる場合も同様です。足の力だけですべてを行おうとすると、その分足の筋肉に負担がかかって、逞しいアスリートの足になっていくのです。
バレエは特に子供のうちに上半身の引き上げを身につけて、意識しなくても引き上げができている状態になるのが理想です。
引き上げがしっかりできれば、アンディオールもしやすいですし、余分な筋肉を付けずに引き締まったバレリーナの足になれます。
(2) ルルベの位置を上げる
ルルべ(つま先で立つこと)の位置が低いと、自然とふくらはぎの位置も下がります。そうなると全体的に太い足になっていくそうです。そのため、できるだけルルべの位置を高くするように意識してみてください。
(3) 太ももの内側を意識する
上記でもお話ししましたが、基本的にバレエでは内ももの筋肉を使うのですが、足の使い方が悪いと足の外側に筋肉がついてしまいます。足の筋肉は本来ならば内側につくはずですので、外側の筋肉は無駄なもの。これが足を太くする大きな原因となっているようです。しっかり内側の筋肉を意識しましょう。
■ 日頃からできるマッサージ方法
バレエのレッスンで溜めた疲労を残さないよう、毎日足のリンパマッサージを行いましょう。特に血行が良くなっているお風呂上がりや、お風呂の中で行うことがおすすめです。お風呂の中で行う際は、心臓から最も遠い場所からマッサージするのが効果的です。また、自分で触って硬くなっている部分や疲れがひどい部分は入念にマッサージしておきましょう。マッサージに加えて、ストレッチを取り入れるとより足の疲労を解消できます。片膝をグッと曲げて前腿を伸ばすストレッチがおすすめです。
-終わりに
いかがでしたでしょうか。
上半身を意識することで下半身にも繋がるように、下半身だけ意識すれば良いものではありません。
意識ひとつで大きく変わるものなので、しっかり意識し、すでに太くなり悩んでいる方は、コツコツと継続してみて下さい。
少しずつ実感できるはずです。
そうでない方も今後のレッスンや、今後始めようとしている方は是非、参考にしてみて下さい。
表現の仕方も綺麗に変わりますよ。