バレエには欠かせない、柔軟な体を作るための開脚法

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普段からストレッチしていると「開脚できるようになりたい!」でもどうしたらできるようになるのか分からない。。。と悩んでるかたも多いでしょう。そこで、身体の硬い人でもバレリーナのようにペターッと開くまでの問題や解決方法を知りましょう。


■ 開脚が出来ない原因とは?


1.ふともも後ろの筋肉(ハムストリングス)の柔軟性が低い。
2.骨盤を前に倒すための骨盤周りの柔軟性が乏しい。
3.その動きをすることで痛みが出現する。


ハムストリングスの柔軟性 
 ハムストリングスは大きな筋肉だ。大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋という3つで形成されている。これらの筋肉が硬いと、骨盤を前に倒す動きが邪魔される。結果的として、前屈や開脚ができないことにつながる。多くの人の場合、「開脚ができない=ハムストリングスが硬い」というパターンだ。


骨盤を前に倒すための骨盤周りの柔軟性 
前屈もしくは開脚をするためには、骨盤が前に倒れなければできない。ハムストリングスの柔らかさも必要だが、それに加えて骨盤周りの柔軟性もなければ、うまく骨盤を前に倒せない。


動きの際に痛みが出る 
 ハムストリングスや骨盤周りの柔軟性が向上しても、開脚にトライした際に痛みが生じたら無理をしないほうがいい。この痛みの原因はさまざまだ。


 筋肉が伸ばされることで生じる痛みは、柔軟性が向上すれば解消される。だが、たとえば、膝の裏(膝窩部)が「ピーン」と突っ張ったり、足にシビレを感じたりするようであれば要注意。それは神経が伸ばされているかもしれないからだ。
神経が伸ばされることによって生じる痛みは危険です。正しく安全に開脚にチャンレンジして下さいね!


■ 苦手な人はここからスタート、壁を使ったストレッチ


重力を利用した開脚ストレッチ
1.お尻と脚を壁につけ、天井に向かって脚を伸ばします。
2.下腹部に力を入れながら、ゆっくりと脚を開いていく。
3.痛いと感じる一歩手前で止めて5秒間キープします。内ももの伸びを意識しましょう。
4.ゆっくりと脚を戻して、(2)〜(3)を数回繰り返します。
 慣れてきたらキープする時間を長くしてみましょう。


■ 目指せ180度開脚!簡単で効果的なストレッチ


1 まず床に仰向けになり、全身の力を抜いて、骨盤をゆらゆら揺すります。
2 両膝を立て、足の重みで両膝を左右に倒します。
3 次に、片膝を床に倒し片膝を立て、立てている方の足裏で床を押しながら、お尻を斜め上に押し上げ、5秒程キープして下ろす。股関節が開いていくのをイメージしながらお尻を押し上げましょう。左右の脚両方行います。
4 マーメイド座りで、片膝を両手で挟み、上体を反らせたり(少し出っ尻になった状態)、ゆるめたりを繰り返します。
5 最後に、股関節を開いたあぐら座の状態で、上体を左右にゴロンゴロンと揺らします。
6 上体をゆっくりと前方に倒します。


是非お風呂上がりにやってみて下さい!少しストレッチしやすく感じると思いますよ♪


今回は180度開脚を目指すためのストレッチを中心にお話致しました!
反動でいきなり押したりなどはとても危険なので、身体が硬くても気にせず、自分のペースでストレッチを実践してみて下さいね!