【初めてのバレエ鑑賞】バレエ公演を見に行こう!!<当日編>

PAK86_syanderiadayo_TP_V.jpg


-はじめに
実際に見に行くバレエ公演が決まり、チケットも無事手に入れたという方が次に気になるのは、やはり公演当日にどんな準備をして行けば良いのかという事になるかと思います。
 バレエの世界の「敷居の高さ」というイメージが改めて頭を過るかもしれません。しかし、いくつかのポイントを知ってさえおけばバレエは初心者の方でも優雅に鑑賞して頂けると思いますので、クラシックバレエを鑑賞する前に知っておきたい劇場でのマナーと楽しみ方をご紹介します。


■ 持っていくと便利なもの


当日持って行くと便利ものとして今回は3点ご紹介します。


まず1つ目は、折りたためるバック(エコバックなど)です。
そもそも大きなカバンにしてしまうと場所も取りますし座る時に邪魔になりがちなのでメインのバックは小さめのものの方が良いと思います。
別途折りたためるバッグ(エコバック・トートバック)などを持って行くと良いでしょう。理由は、パンフレットが意外と大きくて邪魔になるからです。

2つ目は、温度調整のためのカーディガンやショールです。
バレエの公演が行われる劇場も映画館のような環境だと考えれば、その中に2時間もじっと座っていると身体が冷えてくることが考えられます。冷え性な方特に夏場でも防寒対策としてカーディガンやショールを1枚持って行くと重宝します。
よほどの暑がりやさんでなければぜひ1枚は織物を持っていくことをおすすめします。


3つ目は、オペラグラス・双眼鏡です。
バレエの細かい動きや表情、衣装等を見たいならオペラグラス、双眼鏡は必須アイテムです。


劇場ではオペラグラスのレンタル、販売もしている劇場も多くあります。
また、オペラグラスの価格はピンからキリまで、それこそ100円均一でも買えれば何万円もするものもあります。これからもバレエやオペラなどの芸術鑑賞をする機会があるなら、8~10倍くらいのものでコンパクトなものを1つ持ってみるのも良いかもしれませね。


■ 劇場に到着!マナーを守って鑑賞しよう


実際に劇場に到着し席に着いたら、きっと少し緊張しますよね。そして、これから始まる時間にワクワクすることでしょう。
その中でまずは音に気を付けることです。
携帯電話の電源は切っておく、時計のアラームは消す、私語は厳禁です。
このマナーはバレエに限ったことではなく基本的なことですよね。


写真撮影は基本的に全面的禁止です。海外だとカーテンコールなら撮影可ということもありますが、日本では基本禁止です。撮影禁止のアナウンスが事前に流れるとは思いますが、カーテンコールは撮影可なのか知りたいなら開演前に係りの人に尋ねてみると良いと思います。


開演に間に合わなかったり、幕の途中でお手洗いに立ったりすると、次の休憩まで観客席に入れないことが多いです。
どちらも好んで起こすことではありませんが、満を持して迎えた公演、最初から最後まで余すことなく堪能したいものですね。ですので、お手洗いはこまめに行っておくと良いかと思います。


また、開演に間に合わず遅刻してしまったときは、慌てずに劇場の係りの方へ相談しましょう。上演中は客席ドアを開閉できるタイミングが決まっていますので、案内に従って落ち着いて行動しましょう。暗い客席に入ったら目が慣れるまで待って大丈夫ですので、静かに移動しましょう。

N811_oyatunojikanwosasutokei_TP_V.jpg


■ 子供も楽しめる公演


バレエ鑑賞は家族でも楽しめるものが多くあります。


お子さまも一緒に楽しめるよう工夫されている公演は上演時間が短くなっていたり、会場でバルーンアートショー、ネイルなどが体験できるおしゃれコーナー、ゲームコーナーなども用意され、舞台鑑賞以外でも楽しむことができるようになっている公演もあります。


少し変わった公演でいうと、みんなが大好きなロール・プレイング・ゲーム『ドラゴンクエスト』を元にした講演もあるんです。
こちらは子供さんだけでなく大人の方も楽しんで頂けると思います。


また、夏休みや子供さんの長期休み期間などはより子供さん向き公演が多くなっているのでぜひインターネットなど利用して探してみてはいかがでしょうか?
それぞれ参加できる子供さんの対象年齢が決められている事もあるので、事前に確認をしておくと安心です。


■ わざわざ劇場に行って見たいバレエの魅力


芸術鑑賞は、豊かな感受性を研ぎ澄ませたり、心のゆとりをもたせてくれます。美しいダンサーさんを見るとダイエットのモチベーションがアップしたり美意識が高まるので、「見て学ぶボディメイキング」としてもオススメです。
もし、バレエ公演に行かれるまでに少しお時間に余裕のある方は「予習」をしてみるのもオススメです。
予備知識がなくても勿論楽しめますが、全体の流れを知るためにもストーリーは事前に理解しておくと良いです。とくにバレエは基本的にセリフがないため音楽とダンサーの踊り・演技が頼りですが、そこから細かいストーリーまでも理解するのは難しい部分もあるので、事前に音楽とストーリーに馴染んでおくとより楽しめるのではないでしょうか。