バレエでも人気の「コッペリア」について知ろう! |バレエ教室NOA

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『コッペリア』は喜劇なのでコミカルな動きや演出がところどころに見られ、見ている人を楽しくしてくれます。『コッペリア』の結末は演出家により異なっており、そこもまた一つの見所です。
また、バラエティ豊かな民族舞踊が見られるというのがコッペリアの特徴の一つです。


■ コッペリア人気の配役スワニルダ


物語の主人公。村の娘、フランツの恋人の役柄です。


■ コッペリアのあらすじとバレエのみどころ


(1) 第1幕


舞台はポーランドのある農村。明るい村娘のスワニルダが住んでいます。向かいの家に住んでいる人形作り職人のコッペリウスは陰気で気難しい変わり者の人形職人。
彼の家の二階のベランダでは、コッペリウスが作ったからくり人形の少女、コッペリアが座って本を読んでいます。
そんなコッペリアに、村娘スワニルダと婚約している青年フランツが恋をしてしまいます。そんな彼の様子を見てスワニルダは不安になり、コッペリアに嫉妬してフランツと喧嘩し婚約を解消までしてしまいます。
この時点ではまだ誰もコッペリアがコッぺリウスが作った人形だということを知りません。コッペリウスはある日街へ出かけ、家の鍵を落としてしまいます。
ある時コッペリウスは町に出かけようとするが、家の前に鍵を落としていきます。それに気づいたスワニルダと友人たちは、好奇心からコッペリウスの家に侵入します。


(2) 第2幕


薄暗い室内にはさまざまな人形たちが所狭しと並べられている。
スワニルダと友人たちは室内を探索し、コッペリアもまた人形だったと気づく。
折悪しく戻ってきたコッペリウスに怒鳴られて友人たちは逃げ去ってゆくが、スワニルダのみ室内に身を隠す。 そこへフランツも、コッペリア会いたさのために梯子伝いに窓から忍び込んでくる。 コッペリウスは当然怒るが、一計を案じてフランツに眠り薬を混ぜたワインを飲ませ、酔っ払った彼から命を抜いて自信作の人形、コッペリアに吹き込もうとする。
その一部始終を見ていたスワニルダは、コッペリアになりすまして、コッペリウスを散々からかい悪戯の限りをつくす。 この大騒ぎにフランツも目を覚まし、コッペリアの正体を悟ってスワニルダと仲直りする。


(3) 第3幕


関係を修復した二人は結婚の日を迎える。そんなお祭りの日は、村全体がお祝いモードに包まれた。
コッペリウスは、大切に作った人形をスワニルダに壊され怒っていたが、スワニルダとフランツは謝り、村長の仲介もあって機嫌を直します。村人みんな一緒になって二人をお祝いし、「時の踊り」、「曙の踊り」、「祈りの踊り」、「仕事の踊り」、「結婚の踊り」、「戦いの踊り」、「平和の踊り」と祝福が続きます。
そんな歓喜が高まる中で舞台の幕が閉じます。


■ 演目に欠かせない曲目
(1) 第1幕 マズルカ
  


(2) 第2幕 機械仕掛けの人形の音楽


(3) 第3幕 平和(パ・ド・ドゥ)スワニルダとフランツ2人の踊り


-終わりに
コッペリアについて主にあらすじなどご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
実際に舞台を見に行く機会があればぜひぜひ一度ご覧になってみてくださいね。そしてバレエの魅力を肌で感じてください。
実際に劇場に行くのが難しいけど興味のある方は今はYouTubeなどでもたくさんの動画が載っています。うまく活用して頂きお楽しみいただければと思います。