バレエを始める前に!必要なものを揃えよう|ノアバレエスクール

2021.02.12

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-はじめに

大人になってからバレエを始めたい!と思う方も沢山います!
いざ始めるときに、何を準備していいか悩んでしまうこともあると思います。
ここではまず必要なもの、どのようなものがよいのか、ご説明していきたいと思います。


■ 始めにレッスン着を揃えよう

(1) レオタード

メーカーやデザインによってサイズ感が大きく異なり、洋服と同じ感覚で選ぶと失敗しやすいので、少なくともメーカー毎のサイズ感がわかるまでは試着することをお勧めします。どうしても試着できない場合は、交換可能なお店での購入が必須です。
最初の1枚としては、黒・グレー・パープル・ピンク・ブルーなどの単色&無地のプレーンカラーを選ぶと、幅広いタイプのボトムスと合わせやすく、長く着用できます。
腕の動かしやすさで選ぶなら、キャミソール・タンクなどのノースリーブタイプ、わきの下や二の腕が気になる場合は、気になる部分が隠せて腕もきれいに見える1/2~3/4スリーブがおすすめです。
コットン素材のものはナチュラルな肌触りと風合いが魅力ですが、化繊のみの素材よりも汗じみが目立ちやすい傾向にあります。 素材や色を選ぶ際には、汗で濡れた時の色変わりも考慮しておくと失敗が少ないです。


(2) タイツ

バレエ用のタイツは普通のタイツと比較して、伸縮性があり摩擦に強く作られています。
引っ張るとよく伸び、厚ぼったくないのに丈夫で、普通のタイツとは質感も異なります。
絶対にバレエ用タイツでないとダメということはないですが、バレエを継続していこうとお思いなら、まずはバレエ用タイツを1足入手しても損はないと思います。
タイツの色は、ピンク系・黒・濃いベージュ・白などが販売されています。バレエらしいピンクベージュ系と引き締まって見える黒を履いている方が多いです。
足首丈のフットレスタイプ、さらに短いクロップドタイプ、足裏に引っ掛けがあるトレンカタイプ、レギンスの下に履くのに適したひざ丈のソックスタイプ、足裏に丸い穴が空けてありタイツを履いたまま足裏からめくりあげて素足を出せるタイプ(「コンバーティブル・タイツ」などの名称で販売されています。)などがあります。


(3) ボトムス

色やデザインの選択肢が多いボトムス選びは、正しい動きが出来ているか確認できるよう、下半身のラインを隠し過ぎないものを選ぶ必要があります。
とはいえ、初めから下半身のラインくっきりはちょっと抵抗があるかもしれません。そんな場合はショートパンツ内蔵型のスカートや、薄手のカシャカシャした素材でできたサウナパンツ、厚みがあって安心なニット素材のパンツなどがおすすめです。


また、股部や太ももの露出が気になる場合には、濃い色のタイツを選ぶとナマナマしさが軽減できます。
スカートには、腰ひもをウエストに巻きつけて結ぶ『巻きスカート』と、ウエストゴムタイプですぽっと履ける『プルオンスカート』があります。
『巻きスカート』はクラシックで華奢な雰囲気で、『プルオンスカート』は腰ひもの緩みが気にならずウエストの締めつけ感が少ない実用的な面で、それぞれ支持が分かれます。


『巻きスカート』は自分に合ったサイズ調整が容易な半面、踊っている間に腰ひもがズレてしまうという声も。『プルオンスカート』は着脱がカンタンな反面、自分に合ったサイズ選びに迷うと、それぞれにメリット/デメリットがあるみたいです。


ショーツが内蔵されたスカートタイプ、足首丈のレギンスとスカートが一体型になったタイプなど、便利なアイテムも販売されています。
長すぎる丈のスカートは足にまとわりついて動きにくく感じられたり、回転した際に大きく広がって邪魔になってしまう場合もあります。床に座ってのストレッチの際にも邪魔になってしまいがちなので、長め丈のスカートは慣れるまで控えたほうがよいかもしれません。


パンツは、ニット・サウナパンツ・スウェットなど、素材にバリエーションが多く、季節に応じて使い分けている方もいらっしゃいます。
バレエというと「スカート」と思いがちですが、パンツスタイルの方は、スカート派と同じくらい見受けられます。
ヨガ用やランニング用として販売されているレギンスやショートパンツものでも、バレエに転用できるものもあるので、「バレエ用」の商品に好きなものが見つからなければ、目を向けてみると良いかもしれません。


■ これが無ければ始まらない!バレエシューズ

バレエシューズは裸足のように床を感じながら、裸足よりも自由に踊れる、レッスンでは最重要アイテム。サイズが合っていないと踊りにくいうえ、足先もきれいに見えません。
サイズはもちろん、履き方も足にフィットするようきちんと履きましょう。


・ソールを選ぶ
バレエシューズの底の形には1枚でつながっているフルソールと、前後2つに分かれているスプリットソールがありますが、足裏を使うことを意識できるようになるまでは、反発力のあるフルソールタイプがおすすめです。


・素材を選ぶ
レッスンで着用するバレエシューズの素材の選択肢としては、
①布=キャンバス地
②革=レザー
③キャンバスと革のコンビネーション
の3つがあります。
(サテン生地で作られたものもありますが、主に舞台用なのでここでは説明を省きます。)
布製を愛用する方が8~9割くらいを占め、残りの1~2割は布・レザーコンビ派がフルレザー(革)派を上回るかな、といった感じです。


①布=キャンバス地製のメリット・デメリット
【メリット】
◎通気性が良い
◎吸水性がある
◎安価(1500円~2000円台が中心価格帯)
◎軽い
◎足になじみやすい
〇お手入れがしやすい
【デメリット】
△耐久性にやや劣る(レザーと比較した場合)
△汚れやすい
バレエシューズに用いられる『キャンバス地』は、コットン×伸縮性を出すポリウレタンの混紡であることがほとんどです。
メーカーやモデルによってさまざまですが、①厚手の生地 ②薄手で目の詰まった生地 ③ストレッチを強めに効かせた生地の3種に大きく分けられます。
厚みがあるほど"足を保護する感じ"は増しますが、耐久性については、厚みがあるほど優れる、とも言えない気がします。(厚みよりは"目の詰まり具合"に関連性を感じます。)
薄手の生地は、足裏で床が感じられ、足へのフィット感も良いのですが、クッション性とサポート力に劣ります。
ストレッチを強めに効かせた生地は、フィット感が得られる一方で、足指を広げにくく窮屈に感じられる場合もあります。
また、さらなる通気性アップを狙って、土踏まずの部分だけメッシュが使用されているタイプもあり、夏場など蒸れやすい時期には好評なようです。


②革=レザー製のメリット・デメリット
【メリット】
◎耐久性がある
◎足当たりがソフト
〇足に合わせて伸びる
〇滑りにくい(グリップ力がある)
【デメリット】
×通気性・吸水性に劣る
×高価(布製+1000円ほど)
×洗濯不可
△床を感じにくい
柔らかで足を保護する感覚があり、耐久性もあるレザー製ですが、一方で、足裏で床を感じる感覚が得にくい・厚みがあるので"もたつき"が気になるという方もいらっしゃいます。
"もたつき"と通気性を改善するために、土踏まず部分のみ布を使用しているモデルもあります。


③キャンバスと革のコンビネーションタイプについて
【メリット】
◎革と布、双方のメリットが取り入れられている
【デメリット】
×洗濯不可
△選択肢が少ない
△生地感の異なる素材のコンビに違和感を感じる場合も
革と布のいいところを合わせようと作られたのが『キャンバスと革のコンビネーションタイプ』。
通常、土踏まず~つま先がレザー、残りの部分はキャンバス地で作られています。
価格帯はキャンバス地とフルレザーの中間ぐらいです。
単一素材のものに比べて、製造しているメーカーやモデルが少ないため、選択肢は少なめです。


バレエシューズのサイズ規格はメーカーによって異なります。
ふだんの靴より0.5〜1.0cm大きいサイズをまずはお試しください。


■ バレエレッスンを受ける際に必要なもの

(1) タオル

バレエはかなりの運動量です。混み合うスタジオではタオルをバーに掛けづらい雰囲気があるので、小バッグに入るサイズのハンドタオルをお持ちの方が多いです。また寝転がる際も、整髪料等が床につかないようにひいたりもします。


(2) 飲み物

曲と曲の間にささっと飲める、ワンアクションでオープンするタイプの水筒/タンブラーがおすすめです。
予想外に運動量が大きいバレエ、汗をたくさんかくので、特に夏場は意識して水分補給することが必要です


(3) バッグ

飲み物やタオル、シューズ類を入れておくのに役立つバッグ。ランチバッグサイズくらいのトートが便利です。
バーレッスン時は足元に、センターではスタジオの端に寄せて荷物を置くことが多いので、ひとまとめにして持ち手のあるバッグに入れておくと、さっと移動出来てスマートです


(4) 髪をまとめるピンやゴム

特にロングヘアの場合、回転の際など邪魔で踊れません。
バレエのレッスンでは、やはり動きの邪魔にならず首筋のラインもしっかり見えるシニヨンがベストです。
大人バレエの場合、ショートヘアの方は普段通りのヘアスタイルで参加していることが多いですが、頭を上下左右に振ってみて顔にかかったままになってしまうようなら、ヘアピンで留める・スプレーで固めるなどすると邪魔になりません。


■ 始めはなくてもOK!だけど揃えたい!

(1) シューズケース

バレエシューズを入れる袋も用意しておきましょう。
上履き入れのような袋、巾着タイプ、専用のバレエシューズケースなど、様々なタイプがあります。手作りされる方も多いようです。


(2) レッスンバッグ

かなりの荷物が必要になります。リュックやショルダータイプなど、お好きな形のバッグを探してみましょう。


(3) レッグウォーマー

冬などの寒い時期には、レッグウォーマーを持っておくと良いでしょう。
バレエ用の脚の付け根まである長いものから、足首のみを温める短いものもあります。
暑くなるまでレッグウォーマーを着用し、体をしっかり温めてから、外すくらいいつも体が冷えないように気を付けましょう。けがを防ぎ、柔軟性を増すのに役立ちます。


-終わりに

意外と必要なものが沢山ありますね。
上記以外にも人それぞれ必要なものもあるでしょう。ただここに記載したものはほぼ必須なものになるので、シューズを忘れてレッスンが受けられなかった・・・等無いようにしっかり準備をしましょう。