バレエのお辞儀「レヴェランス」とは|NOAバレエ教室

2022.08.31

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-はじめに

どの世界でも挨拶は礼儀として最も大切なものですよね。バレエの世界では、レッスン時、スタジオに入る際には「おはようございます。」と挨拶をし、レッスン開始時とレッスン終了時にレヴェランスを行います。今日はこのバレエのお辞儀「レヴェランス」についてお話します。


■ レヴェランスとは

バレエのお辞儀はレヴェランス(Reverence)と言い、フランス語で「お辞儀、尊敬」と言う意味があります。
通常レッスンでは先生やピアニストに対して、感謝の気持ちを込めてレヴェランスを行います。
舞台上では踊り終わった後に、観客に対して心を込めて美しく優雅にレヴェランスを行います。


■ レヴェランスに種類はある?

子供のレヴェランス、レッスン時のレヴェランス、舞台上でのレヴェランス、男性のレヴェランスと意外と種類が多くあります。
また舞台上でのレヴェランスは、演じる役柄によって、表情や腕の動かし方を変えます。


■ レヴェランスのやり方を解説!

レヴェランスの方法は先生やメソッドによってやり方が違うのですが、代表的なものをいくつかお伝えいたします!


1.子供のレヴェランス

身体を正面に向けて片足を前にタンデュもしくは後ろにタンデュし、軸足の膝を少し曲げて、身体をかがめるお辞儀です。


2.レッスン時のレヴェランス

身体はクロワーゼ5番で立ち、左脚を軸にし、右脚をドゥバン(前)からデリエール(後ろ)までロンドし、最後に両足の膝をアンデオールしたまま曲げ、お辞儀します。腕はアンバーからアンナバンを通りアンオーまで持っていき、両足を曲げるタイミングでアラセゴンまで開きます。


3.舞台上のレヴェランス

右脚軸で立ち、左脚をデリエールにタンデュします。そこから両足を曲げて、お辞儀します。腕の動きは役柄や作品によって変えます。


4.男性のレヴェランス

右手をアンナバンからアラセゴンまで開いて、膝は曲げずに頭を下げます。
この時脚のポジションは1番か3番です。


世界のバレエダンサーが集まる「世界バレエフェスティバル」では、役柄や個性によって、様々なレヴェランスが見られます。


-終わりに

いかがでしたか。美しいバレエダンサーは歩き方、表情、所作、全て美しいので、是非プロのバレエダンサーのレヴェランスにも注目してみて下さい!
そして、美しいと思った動きはレッスンの時に取り入れてみて下さいね!