▪️はじめに
ヴァリエーションとは何か皆さんご存知でしょうか。
聞いたことはあるけど意味は知らなかったり、全く聞いたことがない方も、今日はバリエーションとは何か、ヴァリエーションの魅力について知っていただければ嬉しいです!
▪️ヴァリエーションって何?
ヴァリエーションとはバレエの見せ場でもある、舞台の真ん中でソロで踊ることを指します。
ヴァリエーションの長さとしてはだいたい1~2分半ほどですが、たった1分を踊り切るだけでも体力的にきついのがヴァリエーションの特徴です。
1人で舞台に立ち踊るため、会場からの視線も集まります。難しい技をいくつも取り入れたり、休まず踊り続けたりするため緊張とプレッシャーも高まります。
また、ステップやジャンプの順番もヴァリエーションと呼びます。
▪️代表的なヴァリエーション
代表的なヴァリエーションとして挙げられるのは「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」や「ドン・キホーテ」などがあります。
一度は耳にしたことがある作品も中にはあるのではないでしょうか。他にもたくさんありますが、特に挙げられるのはこの4つなのではないでしょうか。
▪️ヴァリエーションを踊る上で意識すべきこととは?
バレエはただ踊るだけではなく、物語を伝えるツールになります。ヴァリエーションにももちろん、キャラクター設定やどんなシーンで踊られるのかの設定があります。
そのため、踊っているときはどんな建物でどんな色で、何処にだれがいるのか、手を伸ばした先には誰がいるのか。など想像しながら踊ります。
また、常に同じ表情ではなく、笑顔にもいろんな種類があります。
物語を深く理解し、自分なりの解釈の中役になりきり、自分だけの表現方法を見つけだすことを意識してみてください。
そうすることで同じ作品を踊ったとしても人によって違う作品が生まれます。
▪️初心者向けのヴァリエーション3選(参考YouTube動画URL含め)
(1)眠れる森の美女 第3幕より「フロリナ王女のヴァリエーション」
全体的にはっきりとしたわかりやすうステップになっており、音もゆっくりしているので初心者の方が練習するヴァリエーションによく選ばれます。
動きをきっちりと止めてポーズをすることで、丁寧な印象にもなります。
(2)眠れる森の美女 第1幕より「優しさの精のヴァリエーション」
テンポがゆっくりしているものになりますが、ポアントで立ったままの状態が続くので、少し難易度は上がりますがポワントに慣れた状態の方におすすめです。
(3)ジゼル 第1幕より「ペザントのヴァリエーション」
ステップの複雑さはありませんが、ダイナミックなジャンプや連続ターンが入ったヴァリエーションになりますので、ジャンプが得意な方に向いています。
衣装はロマンティックチュチュといってひざ丈くらいの長さの為、体系を気にされてる方にもお勧めになります。
▪️最後に
バレエをやっている人のイメージとして細身だったり、女性らしさから力がなさそうと思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
しかしそんなことはなく、しっかりとインナーマッスルからの筋肉を付け、長い振付をぶれないように踊り切る体幹や体力も付けています。
少しの時間だったり、優雅に踊っているように見えても実はとてもきついことをしているのです。それを感じさせないバレリーナの人たちのすごさが伝わるかと思います!
バレエをやっている人なら誰しもが憧れるヴァリエーションですが、動画や言葉では伝わらないものがあるので、是非一度コンクールで見てみてください!
これを機に皆さんもバレエを始めてみてはどうでしょうか??