バレエバーを使うストレッチ「リンバリング」のやり方|NOAバレエ教室

2022.08.15

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-はじめに

皆さんは普段どのようなストレッチをしていますか?
身体が柔らかくなると怪我予防や、血行やリンパの流れが良くなって痩せやすい体質づくりに繋がります。
今回はバレエバーを使ったストレッチ「リンバリング」についてご紹介いたします。


■ リンバリングとは

バーを使って身体全体の筋肉を伸ばし、股関節の可動域をアップさせる、柔軟体操のことをリンバリングと言います。
レッスンではバーレッスンからセンターレッスンに移る前にすることが多いですが、レッスン前に準備運動として活用するのもおすすめです!


■ リンバリングの効果とは

リンバリングの効果としては、
・柔軟性の向上
・筋肉の緊張を緩和
・血流改善
などがあり、勢いをつけずにリラックスした状態で筋肉をしなやかに伸ばすので、特に身体が硬い人には継続して行っていただきたいオススメのストレッチです。


■ 開脚ストレッチ「リンバリング」のやり方とコツ

① 前へ

左手でバーを持ち、右脚をバーの上に乗せます。右手をアンオーにし、バーに乗せている足に上半身を近づけます。
この時、右脚の太ももの裏が痛気持ちいいくらい伸ばしましょう。


② 横へ

① の状態から軸足と身体の向きを変え、バーと並行に立ちます。
右手でバーを持ち、左手をアンオーにしてから、バーに乗せている脚に上半身を近づけます。この時左の脇腹が伸びていたら正解です。


③ 後ろへ

② の状態から右手でバーを持ったまま、軸足と身体の向きを変え、
アラベスクの形にします。
軸足に鼻がつくくらい前屈し、左手をアンオーにし戻ってきます。そのまま上半身を後ろに反ります。
後ろに反る際にアンオーにした左手で弧を描くように反ると引き上げつつ背中全体の筋肉を使うことができます。
 

コツとしては、両膝とも伸ばすこと。そして呼吸を止めると筋肉も固まってしまうので、動きと共に吸ったり吐いたりゆっくり呼吸をし、身体全体に空気を巡らすイメージでストレッチすることです。


■ 自宅にバレエバーが無い場合は椅子で代用しよう

自宅にある椅子をバー代わりにストレッチすることもできます。
椅子の座面の上に足を乗せ、前屈はおへそが太ももに近づくように、サイドは乗せている足に対して身体を側屈します。その際に腕はアンオーにして、脇腹も気持ちよく伸ばしましょう。
椅子を使ってこのストレッチをすると体幹も鍛えられるので一石二鳥ですね!


-終わりに

今回はバレエバーを使ったストレッチ法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最初はバーに足を乗せるのも難しいかもしれませんが、自分のできる範囲から少しずつ始めてみましょう。
毎日コツコツと続けて怪我を予防しつつ、バレエに必要なしなやかな身体作りを目指しましょう!