バレエレッスンでの熱中症対策まとめ|NOAバレエスクール

2021.08.16

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-はじめに


8月に入り夏も本番を迎えましたが、皆さん熱中症対策はできていますか?
レッスンをしていると汗をかきますよね、そのままにしておくと体の中の水分や塩分が不足してバランスを崩してしまいます。また、部屋の風通しが悪かったり湿気が多いのも、熱中症を引き起こす原因になります。
そこで今回は、バレエレッスン時における熱中症の対策方法をご紹介いたします。きちんと暑さ対策をして夏を乗り切りましょう!


■ 基本的な熱中症対策は必要

まずは、手軽にできる基本的な対策をいくつかご紹介します。


(1) 水分補給

普段は喉が渇いてから水分を摂ることが多いかも入れませんが、沢山汗をかくレッスン中は喉が渇いたと感じる前に定期的に水分を補給するようにしましょう。
飲むものも、普通の水を飲むよりナトリウムやマグネシウムなどが含まれたドリンクを飲むと、不足しがちなミネラルを補給することができます。


(2) 塩分補給

汗をかくと、水分と共に失われる塩分。水分補給しかしていないと体内の体液濃度が低下し、かえって脱水症状を起こしやすくなります。


~レッスン中に簡単に塩分を摂る方法~
・スポーツドリンク
上記のように、スポーツドリンクには発汗時に不足しがちなミネラルを水分と同時に補給できるため、こまめに摂取することができます。


・塩分入りタブレット
タブレットは口に含んでもすぐに噛んで砕けるため、軽いストレッチをしている時や小休憩中などに短時間でしっかり塩分を補給できます。
クエン酸やアミノ酸、ビタミンなどが一緒に含まれているものを選ぶとより効果的です。


・塩飴
塩分と共に、運動時のエネルギー持続のための糖分補給の効果も期待できるのが塩飴です。
シンプルな塩味だけでなく、レモンや梅、サイダー、ミルクなどフレーバーにもいろいろなバリエーションがあり、その日の気分によって楽しめるのがポイントです!
溶けるのに時間がかかる飴は、レッスン中には少し不向きかもしれませんが、レッスン前後の移動中や休憩中などにおすすめです。


(3) 冷たいタオルで身体を冷やす

今、水で濡らしただけで冷たくなる「冷却タオル」「クーリングタオル」といったものが増えているのをご存知ですか?
ドラッグストアや100円ショップなどで購入できて、ケースに入っているものも多いので持ち運びにも便利です。
レッスン中はあまり体を冷やしたくないですよね、室内の温度を下げすぎると汗が冷たくなり体を冷やす原因になってしまいます。そこで、冷却タオルを使って部分的に冷やすことで室温を必要以上に下げることなくクールダウンすることができます。


(4) 教室への移動時は日傘や帽子を

熱中症対策が必要なのはレッスン中だけではありません。教室への移動の際もきちんと対策が必要です。
日傘や帽子を使って直射日光を避けると、体感温度を下げることができます。また、紫外線を避けて日焼けの防止にもなります。
レッスン前から暑さでバテてしまっては、練習に支障が出てしまうかもしれませんね、万全な体調でレッスンができるよう、移動中の対策も徹底していきましょう!


■ 夏におススメのバレエウェア

バレエウェアにも色々な種類があって、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。汗をよくかく夏はシンプルなキャミソールのウェアやレオタードがおすすめです。キャミソールだと体のラインもはっきりと出やすいですので、鏡に映った自分の動きをより分かりやすくチェックできます!
薄手の巻きスカートやショートパンツを履くのもおすすめです!


■ 冷房が効きすぎていることも!防寒対策をしっかりと

夏だからこそ、室内の冷房がききすぎていることがありますよね、柔軟やストレッチをした後に体が冷えてしまっては意味が無くなってしまいます。そこで、適度な防寒対策が必要です。
夏用のレッグウォーマーを履いたり、薄手のカシュクールを羽織ったりして関節や末端の冷えを防ぎましょう!


■ 暑いときは無理をしないことが大事

ここまで、夏のレッスンの熱中症対策についてお伝えしてきましたが、やはり暑いときは無理をしすぎないのが大切です。
レッスンに集中しすぎて体調の異変に気付けなくなっていませんか?軽いめまいや体のだるさ、立ちくらみなどは熱中症の初期症状です。
冷房が効いているからといって油断せず、こまめな水分補給と休憩を徹底して万全な状態でレッスンにン臨めるようにしましょう!


-終わりに

今回はバレエレッスンにおける熱中症対策をテーマにお話ししてきましたが、いかがでしたか?
正しい水分・塩分補給の方法を身に着けて夏のレッスンに備えましょう。
また、直射日光を避けて体の表面温度を上げないことも重要ですので、移動の際は帽子や日傘を持ち歩くようにしましょう!
このような対策をしていても万が一熱中症の症状が出てしまった場合は、頑張りすぎずすぐに休息をとってください。首や脇を冷やして経口補水液やスポーツドリンクを飲んで様子を見るのが効果的です。
とは言え、夏休みの期間だからこそレッスンに熱中してバレエタイムを充実させたいですよね!きちんと対策をしてこの夏も楽しくバレエを頑張りましょう!