バレリーナのような長い首になりたい!|NOAバレエ教室

2022.04.02

1542044_s.jpg


-はじめに

皆さんは自分の姿を鏡で見たときに、姿勢がよくない、首が詰まって見えると感じたことはありますか?
バレリーナのような長くて美しい首は、誰もが憧れるものでしょう。
首筋が綺麗に見えると、立ち姿や踊りも自然と美しく見えてきます。
そこで、今回はバレリーナのような長い首になるためにはどうしたら良いか、その方法についてお話ししていきます!


■ バレエで首が長くなる!?のウソ・ホント

結論から言いますと「ホント」です!
ですが、そのためにはバレエの正しい形を身につける必要があります。
バレエにおいて、首の使い方や見せ方はとても重要で、正確な姿勢を作るための鍵とも言えるでしょう。
首は重い頭を支える柱ですので、初めのうちは意識して引き伸ばすことが大切です。そして、その姿勢を続けるうちにその形が習慣となるのです。


■ どうして首が短く見えるのか。

では、そもそもなぜ姿勢によって首が長く見えたり短く見えたりするのでしょうか。
原因はさまざまですが、背中が丸まっていたり肩が上がっていたり、顔が前に出ていたりと、良くない姿勢であることが主な原因と考えられます。こういった姿勢は首が短く見えるだけでなく、一つ一つの動きが綺麗に見えなくなってしまったりと、バレエをする上で沢山の支障が出てきてしまいます。
首筋をすっと長く見せる美しい姿勢を理解して、習慣にしていくことが大切です!


■ 誰でもできる長い首をつくるストレッチ

まずは、バレリーナのような長くて綺麗な首をつくるためのストレッチをご紹介いたします。


・首の側面の斜角筋のストレッチ

右手を頭のてっぺんに乗せ、左手は左肩に乗せます。
そのまま息を吐きながらゆっくりと頭を右に倒します。
首筋が伸びていることを感じながら5秒間キープします。
これを左右2回ずつ行いましょう。


・首の前にある胸鎖乳突筋のストレッチ

右手で左の肩と鎖骨あたりを軽くおさえます。
そのまま息を吐きながらゆっくりと頭を後ろに倒します。
顎を斜め上に突き出すイメージで、5秒間キープします。


・首の後ろ側の付け根にある頚椎のストレッチ

首の後ろ(付け根あたり)にあるくぼみを親指で押します
少しずつ位置をずらしながらゆっくりと力を入れてそのまま頭を前後に倒します。


この3つのストレッチをすることで、首にある筋肉をほぐしてすっきりとした長い首を目指しましょう。
ただし、必要以上に強く伸ばしたり、無理をしてしまうとかえって首を痛める可能性があるため、注意が必要です。痛いと感じる手前で止めて、首筋が一番伸びていると感じる位置まででストレッチをすることがポイントです。

■ 生活習慣を見直すだけで首は長く見える

普段の私生活の中で気付かないうちに姿勢が崩れてしまい、それが癖になっていることはありませんか?
日常生活を見直すことが、姿勢改善の第一歩になるかもしれません!
そこで、特に注意したい3つの項目についてお話ししていきます。


(1) スマホ姿勢

みなさんはスマートフォンを使っているとき、どのような姿勢になっているか意識してみたことはありますか?
画面に集中しすぎてうつむいたまま、首が正常な位置より前に出た状態をスマホ姿勢といいます。
この状態が長時間続くと首周りの筋肉が凝り固まってしまうのです。さらには、目の疲れや肩こりにもつながる可能性があるため、注意しましょう!


(2) 猫背

猫背とは、背骨の中でも肩から腰の上あたりにかけての部分にあたる「胸椎」が、文字通り猫のように丸まった状態を言います。実は、日本人の多くが猫背であったりその前兆があるといわれています。 
上半身の筋肉が落ちていることが主な原因で、特に座ったときに猫背になる人が多いため、授業中やデスクワーク中はより意識が必要です。


(3) 歯を食いしばる

睡眠中や何かに集中しているとき、無意識で歯を食いしばっていませんか?
無意識とはいえ、この時あごや歯にはとても大きな負担がかかっているのです。これが癖になってしまうと、踊っている最中にも力が入ってしまい、肩が上がって首が詰まって見えてしまいます。
また、日常生活の中では肩こりや頭痛の原因にもなるため注意が必要です。


これらの生活の中における癖を意識して直すことで、姿勢の矯正に繋がり美しい首をつくることができます。
また、先ほどご紹介したストレッチの効果が出やすくなります。


-終わりに

いかがでしたか?今回はバレリーナのような長くて美しい首をつくるための方法についてご紹介いたしました。
ストレッチも姿勢改善も、すべて継続することが大切です。
踊りを綺麗に魅せるためにも、これらを習慣化していきましょう!