ストレッチバンドをバレエトレーニングに取り入れよう|NOAバレエ教室

2022.05.31

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-はじめに

皆さんは、普段どのようなストレッチをしていますか?
一般的に筋力トレーニングや柔軟運動は取り組んでいる方が多いのではないでしょうか。
踊る前にストレッチをすると、けがの防止に繋がったり体の可動域を広げたりと、様々な良い効果をもたらします。
そこで、今回はより効果的なストレッチや柔軟をするために、ストレッチバンドというものをご紹介します!


■ ストレッチバンドとは

まずは、ストレッチバンドがどのようなものなのかお話ししていきます。
ストレッチバンドには大きく分けて2つの種類があります。
一つは幅が約15㎝、長さが約200㎝(ものによって異なります)の薄いゴムバンドタイプのもの、もう一つは幅が約5㎝、長さが約180㎝(ものによって異なります)のフェルト状の柔らかい素材で覆われた伸縮性のあるタイプのものです。輪状になって販売しているものもあれば、長方形のものもあります。
強度も何段階かに分かれており、好みの伸縮性のストレッチバンドをお選びいただけたり、用途によって使い分けることができます。


■ ストレッチバンドの使い方

では、実際にストレッチバンドどのように活用したらよいのでしょうか?
ここからは、おすすめ使い方についてご紹介していきます。

(1) 股関節のストレッチ

座って膝を曲げた状態で開脚し、両足の土踏まず当たりに輪になったストレッチバンドをひっかけます。
その時、ストレッチバンドは自分の体の後ろ側に通しましょう。
そのままゆっくりと膝を伸ばしていきます。
余裕ができてきたら左右や前に上半身を倒すとより効果的です。


(2) 内転筋トレーニング

内転筋とは、足の付け根から内ももにかて付いている筋肉で、主に足を閉じるときに使う筋肉です。ここを鍛えると、脚痩せや軸が強くなる効果があります。
股関節のストレッチの時と同じように両足にバンドをひっかけます。そのまま仰向けになり、ゆっくり足を垂直に閉じて開いてを繰り返します。


(3) 背中のストレッチ

バーに捕まったまま右肩と左足にバンドをかけ、少しずつ膝を伸ばし、足を後ろに上げてアラベスクをします。
これを左右均等に繰り返します。
更に、もっと手軽にストレッチする方法としては、片手でストレッチバンドを短めにして持ちます。腕を上げたところから後ろに曲げて、もう片方の手で背面からバンドの先を掴みます。左右の手を交互に少しずつ引っ張ることでより肩甲骨がほぐれて腕の可動域が広がります。


■ おすすめのストレッチバンド

バレエ用のストレッチバンドには様々な種類がありますが、ここからは人気バレエ用品店が発売している商品の中からいくつかおすすめのストレッチバンドをご紹介します。


*チャコット

・ダンスバンド(ソフト)
 ソフトタイプなので少ない力でもストレッチが可能です。
・ダンスバンド(ミディアム)
 伸縮性は少な目で、耐久性があります。体をよく温めてから使うとよいでしょう。


*シルビア

・バレエループバンド
 一本のバンドに9つのループが付いていて、持ち方や長さを調整することで負荷を調節できます。


-終わりに

今回は、バレエにおいて重要なストレッチや柔軟運動をサポートしてくれるストレッチバンドについてお話してきました。いかがでしたか?
今のストレッチだけでは物足りない、より効果的なストレッチがしたいという方は、ぜひ使ってみてください!
ただし、ゴムの力を使って負荷をかけるため、ゆっくり体を慣らしながら使用しなければ、かえって怪我をしてしまう恐れもあるので十分注意しましょう!
ストレッチバンドを正しく使ってバレエに必要な体作りをしていきましょう!