バレエは体幹が大事!インナーマッスルの効果的な鍛え方

2024.01.31

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■はじめに

 
インナーマッスルとは皆さん何かご存知でしょうか。インナーマッスルとは身体の深層部にある筋肉を表します。身体の内側の深い部分にあるため、身体の表層部にあるアウターマッスルのように外から確認することはできません。

またインナーマッスルは支える筋肉とも言われており、正しい姿勢の維持に必要な姿勢保持筋もあります。インナーマッスルが衰えると身体を支える力が弱まり、肩こりやコレステロール上昇の痛みや病気の原因になる可能性があります。

■バレエとインナーマッスルの関係性とは?

バレエをするには身体の使い方や筋肉を知ることが大切になります。インナーマッスルは横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群の4つで構成されており、この4つの筋肉が体幹となって身体を安定させるので、身体を引き上げたり、足を上げられたりキープやゆったりとしたしなやかな動きなどができるようになります。

■インナーマッスルを鍛えるメリット

1つ目は背骨を支える力が強くなることで姿勢がよくなり、骨盤や関節の歪みが改善される傾向があります。

2つ目は基礎代謝が上がるため、痩せやすい身体になります。

3つ目は内臓を支える力が強くなるため、下がっていた内臓が正しい位置に戻り、ウエストや腹部をすっきりさせられるなど沢山のメリットがあります。

■バレエダンサーのためのインナーマッスルトレーニング

(1)ドローイン

大きく鼻から息を吸って胸郭を広げ、息をゆっくり吐きながらお腹をへこませます。凹ませると同時に息を吐きながらこの動作を5秒間キープしてください。息を吐ききったらリセットして再度同じ動作を10回繰り返します。これにより体幹かつヒップアップも鍛えられます。

(2)サイドプランク

体幹を鍛え、ぶれない軸を作る腹部を鍛えるトレーニングになります。膝を曲げて横になり肘をつきます。お尻を持ち上げ、頭から膝を一直線のラインにして10~30秒ほど保ちます。これによりウエストの引き締め、バランス力の強化にもなります。

(3)スクワット

スクワットはお腹や腰、下半身に効果があるトレーニングです。つま先を外側に向けて立ち、両足の膝を外に曲げます。上半身が丸くならないようにして膝が90度になるように曲げます。これによりヒップアップや綺麗な姿勢を保つ筋肉の強化になります。

■トレーニングを行う上での注意点

インナーマッスルを鍛えるときにはいくつか注意点があります。
一つ目は身体を温めてから行うこと。冷えたまま始めてしまうと怪我や筋肉を傷める原因にも繋がります。
二つ目は筋肉痛があるときは休むこと。筋肉痛を無視してトレーニングを続けてしまうと効果が半減してしまいます。
三つ目は呼吸を意識することです。腹部のインナーマッスルは呼吸に関するトレーニングが多い為、非常に重要になってきます。
四つ目は動きをゆっくり動くこと。腹筋や背筋など激しく動いてしまうとアウターマッスルが鍛えられてしまうため、深層部に効くように意識しながらじっくり動きましょう。五つ目は負荷を軽めにすることです。自重を活用したトレーニング、負荷の軽いエクササイズが重要になります。

■最後に

インナーマッスルについて少しでも知っていただけたでしょうか。バレエを踊る際に1番と言ってもいいほど重要な筋肉になります。バレエを踊っている人のイメージ的には細身であまり筋肉があるイメージがないかとは思いますが、実はインナーマッスルがとても鍛えられていることがわかったかと思います。これからバレエをやってみたい方や初めたばかりの方、最近少しバレエの調子がよくない方など基礎作りからやってみてはいかがでしょうか。