世界で活躍する日本人バレリーナ

日本だけに留まらず、世界で活躍する日本人バレエダンサーは多い。
今回は中でも有名なダンサーを中心にご紹介していきます!


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■世界で活躍する日本人は多い!?


世界では「バレリーナ」は花型職業


例えば日本で言うとお相撲さんで横綱になれば年俸数億円と言われている国技扱いと同じように、各国が設立したバレエ団でプリンシパルになると、シッカリとした生活補償が約束される場合も多いようです。
最近ではヨーロッパのバレエ団に入団し、世界的に認められる日本人バレリーナも数多く誕生し、活躍の場が広がっています。


日本のバレエ人口は世界一の規模数
全国4,630のバレエ教室を調査、生徒は推計40万人で98%は女性(男性ダンサーは約8,000人)で、教室は個人経営が約70%。
日本には、生徒数が1,000人を超えるスクールから数名のものまで、約1万のバレエ教室があります。


■世界でプリンシパルになった日本人


・吉田都(1965年:英国ロイヤル)
・竹島由美子(1970年:オランダ国立/ドレスデンゼンパーオーパー)
・佐久間奈緒(1976年:英国バーミンガム・ロイヤル)
・中村祥子(1980年:ベルリン国立/ハンガリー国立)
・木田真理子(1984年:スウェーデン王立)
・加治屋 百合子(1984年:ヒューストン)
・倉永美沙(1987年:北米・ボストン・バレエ団)
・落合リザ(1988年:モスクワ・シティバレエ)
・日高世菜 (1991年:ルーマニア・ブカレスト国立歌劇場)
・近藤亜香(1991年:オーストラリアン)


レッスン料や舞台衣装など、かかるお金の割にプロになってからの収入は多いとはいえません。
1997年に発足した唯一の国立の新国立劇場バレエ団(東京)ですら、団員の収入は公演ごとの出演料のみ。年収という意味では決して華やかではなく、主役級に次ぐ「ソリスト」でも300万~360万円で退団後の年金などはなく、(バレエの先生をしないで)職業としては年収という意味では極めてシビアなのが現状です。
一方、海外のバレエ団は多くが基本的に終身雇用で、バレエダンサーは一般の人よりも、15年早く年金をもらえるシステムになっています。


1988年より英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めた『吉田都』さんが2010年6月退団(22年間在籍)後、『加治屋百合子(ABT・ソリスト:その後ヒューストン・バレエ団へ移籍)』さんが「世界五大バレエ団」の中で、日本人として唯一主役を張るバレリーナだった時代がありました。


2015年には、
・小川華歩さん(アメリカン・バレエ・シアター)2人目
・石井久美子さん(マリインスキー・バレエ団)日本人初
・オニール八菜さん(パリ・オペラ座バレエ団)
・小林ひかる(英国ロイヤル)ファースト・ソリスト
・高田茜(英国ロイヤル)ファースト・ソリスト
・金子扶生(英国ロイヤル)ソリスト
と、世界5大バレエ団では「ボリショイ・バレエ団」以外に全て在籍しています。


■活躍する男性バレエダンサー


・大川 航矢(おおかわこうや) さん .
・岩田 守弘(いわたもりひろ)さん
・江部 直哉(えべ なおや)さん
・久保 紘一(くぼ こういち)さん
・熊川 哲也(くまかわ てつや)さん
・木本 全優(きもと まさゆう)さん
・清水 健太(しみず けんた)さん
・高橋 宏尚 (たかはし ひろなお)さん
・高野 陽年(たかのようねん)さん
・堀内 元 (ほりうち げん) さん
・服部 有吉(はっとり ゆうきち)さん
・平野 亮一(ひらの りょういち)さん
・松井 学郎(まつい がくろう)さん
・待山 貴俊(まちやまたかとし)さん


■海外で活躍するには?


まずは留学ですね。そのためには日本のコンクールなどで優勝しスカラシップなどを獲得することが近道でしょう。でもそれがとても難しいのですが、、
あとは海外から来た先生の講習会を受けたり、日本で行われる海外留学のオーディションを受け、サマースクールに参加したり短期留学をされると海外のバレエ学校でのレッスンを受けることが出来ます。そのバレエ学校に正式に入ることが出来れば、バレエ団への道も遠くはないかも?!


現在世界で活躍されている日本人バレエダンサーの方は沢山いらっしゃいます。
まずは努力あるのみ!日々のレッスンでの成果をコンクールやオーディションで発揮して、あこがれのパリオペラ座やロイヤルバレエ団に一歩近づきましょう!!