簡単?難しい?バレエ衣装のムシ作りを解説!|バレエ教室NOA

2023.08.25

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-はじめに

発表会で必要になる衣装ですが、実は自分の身体に合ったサイズに直さなくてはいけないことが多いです。お教室やスタジオによっては先生がお直しする場合もあるようですが、自分でやらなくてはいけない場合がほとんどです。今回は衣装を直す際に欠かせないムシ作りについて必要な道具やムシの作り方など詳しくご紹介します!


■ 本番直前にも?ムシって何?

バレエの衣装は背中にあるホックという金具をループという糸を縫い止めたものに引っかけて着ます。このループのことをムシとも呼びます。
元々衣装についているムシの位置が自分のサイズにぴったり合わない場合自分のサイズにムシの位置を縫い直さなくてはいけません。衣装のサイズが合っていないとラインが綺麗に見えませんし、踊りにくくなってしまいます。
また、一度直して自分にぴったりのサイズになっても度重なるリハーサルで身体が絞られまたサイズが合わなくなり本番直前に直さなくてはいけなくなることもよくあります。


■ ムシ作りの道具

ムシ作りに欠かせない道具は二つです!


(1) 衣装の色に似た太めの糸
(2) 太めの糸が通る針


■ ムシの強度が違う!糸の種類と選び方/h2>
ムシを作るときに必ず決まった糸を使わなくてはいけない訳ではありませんが、衣装を何度も着たり脱いだりするので細い糸を使うとムシがちぎれてしまうリスクがあり、ちぎれてしまうと付け直さなくてはいけません。また、細い糸よりも太い糸を使った方が作業時間を短縮できるので、普通の太さ~やや太口くらいで丈夫なものを選びましょう!また、糸の色ですが衣装に合わせた色の糸を選びましょう。衣装と全く同じ色の糸を用意するのは難しいので衣装に元からついているムシの色を参考にして衣装の生地の色に似せた色の糸を使いましょう。


■ ムシの作り方

①2本取りした針で、生地の裏側から通して上下に針を差し込み土台を2本作ります。


②土台になった糸の隙間に針を通したあと、残っている糸の輪に針を通し2本の土台に巻き付くように作ります。


③その作業を上まで繰り返します。


④上まできたら、針を生地の裏側に通して玉留めします。


-終わりに

いかがでしたか?最初は難しく感じたり時間が掛かってしまうかもしれませんが、慣れてきたらあっという間に完成しますよ~作った後にちぎれないように糸の選び方から是非参考にしてくださいね!