世界でも公演を行う歴史ある「東京バレエ団」|NOAバレエスクール

2023.05.29

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-はじめに

現在日本には数々のバレエ団が存在し、バレエ団ごとの特徴を生かしながら古典作品からオリジナル作品まで多くのレパートリーを上演しています。今回はそんな日本のバレエ団の一つである東京バレエ団について詳しくご紹介していきます!


■ 東京バレエ団とは?

1964年に創設。正式名称はチャイコフスキー記念東京バレエ団。創立以来一貫して、古典の全幕作品から現代振付の名作まで幅広いレパートリーを誇ります。モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーら現代バレエ界を代表する三大振付家によるオリジナル作品を上演。これまでに日本の舞台芸術史上始まって以来の34次775回の海外公演を行い、『日本の生んだ世界のバレエ団』として国内外で高く評価されています。32か国155都市を巡り、とくにパリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場などヨーロッパの名だたる歌劇場に数多く出演し絶賛を博しました。2014年に創立50周年を迎え、近年は地域に根差した活動にも力を入れ、幅広い観客に親しまれるバレエ作品の上演、普及活動を行っています。


■ 在籍していたバレエダンサー

2015年から東京バレエ団の芸術監督を務めている斎藤友佳理さんは1987年からダンサーとして在籍していました。また、現在映画やドラマにも出演され注目を集めている首藤康之さんは15歳の若さで東京バレエ団に入団し、19歳で主役デビューを果たした元東京バレエ団のダンサーです。ノアバレエスクールで講師として指導して下さっている中島周さんも元東京バレエ団のプリンシパルとしてご活躍されていました。


■ 東京バレエ団のプリンシパル

現在東京バレエ団には沖香菜子さん、秋山瑛さん、柄本弾さん、秋元康臣さん、宮川新大さん、5名のプリンシパルダンサーが在籍しています。
そしてゲスト・プリンシパルには2023年までプリンシパルダンサーとして東京バレエ団で活躍した上野水香さんが就任しました。


■ 東京バレエ団に入団するには?

毎年行われる新規団員オーディションを受けて合格すると東京バレエ団に入団する事が出来ます。オーディションは書類審査、第1次審査、第2次審査の順で行われ、それぞれ審査が通ったら次の審査に進めるという流れです。東京バレエ団に限らず、バレエ団に入団してプロとして活躍するのはとても大変な事です。非常に狭き門であり、バレエ団に入団できるだけの実力が必要です。非常に厳しい道ですが、挑戦してみないと分かりません。まずは、この厳しい道へ向かって、モチベーションを保ちながら努力し続けましょう!


■ 一度は見たい東京バレエ団の公演

東京バレエ団と言えばベジャール作品ですね!
日本でベジャール作品を上演できるのは東京バレエ団だけなので、どの作品も人気で一度は見て頂きたい作品の一つです。2022年に、モーリス・ベジャールの没後15年を記念して、その名作の数々をレパートリーに持つ東京バレエ団が、『ベジャール・ガラ』と題した公演を行ったことで注目を集めました。
また、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ジゼル』『ラ・バヤデール』などの古典作品では、主役はもちろんコールドのレベルが高く見どころ満載です。


-終わりに

いかがでしたか?今回は東京バレエ団についてご紹介しました。年間通して様々な公演を行っているので、是非東京バレエ団の生の舞台を見てみて下さいね~