バレエ作品ジゼルとは?あらすじや見どころを解説|ノアバレエ教室

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-はじめに


皆様いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ寒くなってくる時期になります。
寒い日はお家でバレエ作品を見て過ごすのはいかがでしょうか。
今回はバレエ作品「ジゼル」についてご紹介します。


■ バレエ作品「ジゼル」とは


「ジゼル」は、1841年にフランスで初演されたバレエ作品で全2幕で
構成されています。作曲はアドルフ・ルダン、振付はジャン・コラーリとジュール・ペローになります。
またロマンティック・バレエの代表作の1つです。


■ 「ジゼル」の登場人物


・ジゼル (村娘)
・アルブレヒト (シレジア公爵・身分を隠して村人の姿で現れる)
・クルランド大公 (クルラント君主)
・バティルド (アルブレヒトの婚約者で大公の令嬢)
・ヒラリオン (森番の青年・ジゼルに思い焦がれる)
・ベルト (ジゼルの母親・寡婦)
・ミルタ (ウィリ(精霊)の女優)


■ 全2幕「ジゼル」のあらすじ


(1) 第1幕


舞台は中世のドイツのとある村。
生まれつき体が弱いものの、明るく快活な娘ジゼルは母親と二人暮らし。そのジゼルのもとに、伯爵のアルブレヒトが、身分を隠して通って来ていました。二人は互いに夢中だが、ジゼルを愛している森番のヒラリオンは快く思わず、アルブレヒトの正体に疑念を抱いています。あるとき、狩りに出た公爵一行がこの村に立ち寄る。その中でひときわ目を引く若い貴婦人は、実はアルブレヒトの婚約者バチルドでした。アルブレヒトがジゼルに会いにくる際に、剣やマントを隠している場所を見つけたヒラリオンは、嫉妬にかられて彼の身分を暴露します。アルブレヒトとバチルドの関係も明らかになり、ジゼルはショックのため、命を落としてしまいます。


(2) 第2幕


ジゼルの墓がある夜の森。結婚を前に死んでしまった娘は妖精ウィリとなって夜な夜な姿を現し、通りかかった男を誘って死ぬまで踊らせると言われています。ジゼルもウィリの仲間に迎えられました。女王ミルタに率いられたウィリたちは、墓参りに来たヒラリオンを殺し、次にアルブレヒトを手にかけようとします。しかしウィリの一員となったジゼルが懸命にアルブレヒトを守り、朝の鐘が鳴り響く中、ミルタたちは地下に戻っていきます。
永遠の別れを告げて消え去ったジゼルの墓の前に、アルブレヒトが一人残されてしまいます。


■ 「ジゼル」のヴァリエーション


・ペザントのヴァリエーション


ジゼルの第1幕で踊られるヴァリエーションです。
特別大きな見せ技はありませんが、可愛らしく軽やかな振り付けが
特徴です。
小学生から中学生くらいから挑戦することが多く、難易低めです。


-終わりに


いかがでしたでしょうか。
今回はバレエ作品「ジゼル」についてご紹介致しました。
他にもバレエ作品は多くあります。
ぜひお家時間にバレエ作品の鑑賞をしてみてくださいね。
またヴァリエーションクラスもあるので気になるバレエ作品の振付にも
是非チャレンジしてみてください。