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「コッペリア」は、コミカルで明るいストーリーと可愛らしいキャラクターたちが魅力の古典バレエ作品です。
19世紀のフランスで初演され、今でも世界中のバレエ団で愛されている人気演目です。
恋人の浮気を疑う少女スワニルダが、人形をめぐる騒動に巻き込まれる様子を描いたこの作品は、バレエ初心者にもおすすめ。
子どもから大人まで楽しめるハッピーエンドの物語です
■ コッペリアの主な登場人物
スワニルダ:物語の主人公。村の娘、フランツの恋人の役柄です。フランツ:スワニルダの婚約者。コッペリアに心を奪われるが最後は彼女を選ぶ
コッペリウス:風変わりな人形職人。コッペリアに魂を吹き込もうと企んでいる
コッペリア:実は人形だが、窓辺で読書する姿がまるで本物の娘のよう
■ コッペリアのあらすじとバレエのみどころ
(1) 第1幕
舞台はポーランドのある農村。明るい村娘のスワニルダが住んでいます。向かいの家に住んでいる人形作り職人のコッペリウスは陰気で気難しい変わり者の人形職人。彼の家の二階のベランダでは、コッペリウスが作ったからくり人形の少女、コッペリアが座って本を読んでいます。
そんなコッペリアに、村娘スワニルダと婚約している青年フランツが恋をしてしまいます。そんな彼の様子を見てスワニルダは不安になり、コッペリアに嫉妬してフランツと喧嘩し婚約を解消までしてしまいます。
この時点ではまだ誰もコッペリアがコッぺリウスが作った人形だということを知りません。コッペリウスはある日街へ出かけ、家の鍵を落としてしまいます。
ある時コッペリウスは町に出かけようとするが、家の前に鍵を落としていきます。それに気づいたスワニルダと友人たちは、好奇心からコッペリウスの家に侵入します。
(2) 第2幕
薄暗い室内にはさまざまな人形たちが所狭しと並べられている。スワニルダと友人たちは室内を探索し、コッペリアもまた人形だったと気づく。
折悪しく戻ってきたコッペリウスに怒鳴られて友人たちは逃げ去ってゆくが、スワニルダのみ室内に身を隠す。 そこへフランツも、コッペリア会いたさのために梯子伝いに窓から忍び込んでくる。 コッペリウスは当然怒るが、一計を案じてフランツに眠り薬を混ぜたワインを飲ませ、酔っ払った彼から命を抜いて自信作の人形、コッペリアに吹き込もうとする。
その一部始終を見ていたスワニルダは、コッペリアになりすまして、コッペリウスを散々からかい悪戯の限りをつくす。 この大騒ぎにフランツも目を覚まし、コッペリアの正体を悟ってスワニルダと仲直りする。
(3) 第3幕
関係を修復した二人は結婚の日を迎える。そんなお祭りの日は、村全体がお祝いモードに包まれた。コッペリウスは、大切に作った人形をスワニルダに壊され怒っていたが、スワニルダとフランツは謝り、村長の仲介もあって機嫌を直します。村人みんな一緒になって二人をお祝いし、「時の踊り」、「曙の踊り」、「祈りの踊り」、「仕事の踊り」、「結婚の踊り」、「戦いの踊り」、「平和の踊り」と祝福が続きます。
そんな歓喜が高まる中で舞台の幕が閉じます。
■ 演目に欠かせない曲目
(1) 第1幕 マズルカ
(2) 第2幕 機械仕掛けの人形の音楽
(3) 第3幕 平和(パ・ド・ドゥ)スワニルダとフランツ2人の踊り
■ コッペリアのここがすごい!
• 演技力も問われる!スワニルダがコッペリアになりすます場面では、演技と踊りのバランスが問われます。
• クラシック×コメディの魅力
動きと"間"の表現で笑いを取る、バレエでは珍しいユーモラスな演目。
• 初心者にも観やすい構成
シンプルなストーリーで、初めてのバレエ鑑賞にもおすすめ!
-終わりに
コッペリアについて主にあらすじなどご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
実際に舞台を見に行く機会があればぜひぜひ一度ご覧になってみてくださいね。そしてバレエの魅力を肌で感じてください。
実際に劇場に行くのが難しいけど興味のある方は今はYouTubeなどでもたくさんの動画が載っています。うまく活用して頂きお楽しみいただければと思います。