-はじめに
みなさんは、フロリナ王女のバリエーションをご存知ですか?初めてのコンクールでも定番となっているバリエーション、これは「眠れる森の美女」第三幕にある青い鳥(ブルーバード)とフロリナ王女によるパドドゥで踊られます。
今回は、そんな人気のフロリナ王女のバリエーションについてご紹介します!
■ フロリナ王女のヴァリエーションとは
この作品は、塔の中に閉じ込められたフロリナ王女を青い鳥に姿を変えた王子様が助けに行くお話です。元々、青い鳥というバレエ作品はありません。眠れる森の美女の第三幕で、オーロラの結婚式におとぎ話の主人公たちが集まるシーンがあり、そこでブルーバードとフロリナ王女によるパドドゥが披露されます。
このバリエーションは、比較的に難易度が易しめの振り付けになっていることから、初めてのコンクールなどでよく踊られる人気の踊りです。
■ 青い鳥(ブルーバード)のあらすじ
ここからは、青い鳥(ブルーバード)の物語のあらすじをご紹介します。------------------------------------------------------------------------------------------------
フロリナ王女は幼い頃に母親を亡くし、父親の再婚相手である継母に育てられていた。その継母には、醜い姿で意地悪な実の娘がいた。
ある日、フロリナ王女に他国の王であるシャルマンとの結婚話が持ち上がる。二人は思いを寄せ合い、愛し合っていた。
それをよく思わない継母は、自分の娘をシャルマンと結婚させるために悪巧みを試みる。
やがて継母はフロリナ王女を高い塔の中に閉じ込め、シャルマンを憎み魔法で青い鳥の姿に変えてしまう。
フロリナ王女が悲しみのあまり塔の上で泣いていると、どこからともなく鳥のさえずりが聞こえて青い鳥がやって来る。
王女は真実を知り、二人は再び愛し合う。
それを知った継母は激怒し、シャルマンに嘘をつき再び二人は離れ離れになる。
そんな二人の前にもう一人の魔女が現れ、シャルマンは元の人間の姿に戻り、フロリナは塔からの脱出に成功する。
フロリナ王女は愛する人を探し、二人は再開した。
そうしてフロリナ王女とシャルマンは永遠の愛を誓った。
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■ フロリナ王女の衣装
フロリナ王女の魅力のひとつとしてあげられるのは、美しい衣装です。鮮やかな水色のクラシックチュチュで、チュールの短いお袖や腕飾りを付け、頭にはティアラを付けます。
コンクールでも人気な分、フロリナ王女の衣装はレンタルも豊富です。
-終わりに
いかがでしたか?今回はフロリナ王女のバリエーションをご紹介してきました。他のバリエーションと比べて複雑な振り付けが少ないことから、小学生のお子さんがコンクールに出場する際にも人気があります。そのため、トウシューズではなくバレエシューズで踊られることもあるようです。
フロリナ王女のバリエーションを踊る時のポイントは、王女様らしい優雅さと柔らかい動きです。愛する人への強い気持ちを持った女性を演じる楽しさを、このヴァリエーションを通して感じてみてください!